修理実績 Case3 クラシックカメラ
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クラシックカメラなど、古いカメラをお持ちの方へ
ゼネラルカメラサービスは、カメラ修理の専門店です。通常のデジタルカメラはもちろん、中古品・クラシック品など全メーカー製品に対応しています。オリンパス、キヤノン、京セラ、シグマ、ニコン、ペンタックス、ポラロイド、ミノルタ、リコー のメーカー修理認定を受けており、どんなカメラにもできるかぎり対応しております。
クラシックカメラ修理のケーススタディ
ゼネラルカメラサービスでは全国各地よりご依頼をいただき、メーカーの保証期限が過ぎてしまった古いカメラ、父や祖父から受け継いだというクラシックカメラなど、さまざまなカメラを修理してまいりました。他店で断られた方が持ってこられたカメラでも、当店で対応できたというケースもございます。
「直してほしい!」という品がありましたらお気軽にご相談ください。
1.LOMO LC-Aの修理事例をご紹介します
「レンズカバー作動不良」「モルトプレーン劣化」という状態で当店へご依頼いただいた故障事例です。
2.検証
画像(1)にあるように、内部のビスの緩みによってカバーの開閉不良を起こしておりました。
画像(2)のように背蓋のモルトプレーンが劣化、ボロボロになってベタベタしており、画像(3)のように本体側にもへばりついています。
3.処置
・レンズカバーを開けてビスを再度締め直します。
・劣化したモルトプレーンを清掃・除去し、新しいモルトプレーンに張り替えます。
・レンズカバーを外し、画像(4)のように、かなりのビスが緩んでいたので締め直します。
・再度組み付けしたら動作OK(外れているビスもありました)、画像(5)の状態です。
・画像(6)(7)(8)のように、モルトプレーンを張り替えて綺麗になりました。動作点検、清掃して完了です。
1.Canon EOS3の修理事例(一眼フィルムカメラ)をご紹介します
「スイッチを入れても動かない」「背面右側ボタン部にキズあり」という状態でご依頼いただいた故障事例です。
2.検証
(1)(2)の画像にあるように、ぶつけたことにより測距点選択ボタンが破損・陥没しておりました。ボタンが効きっぱなしの状態になっており、シャッターボタンを押しても(3)の画像の表示になって動かないという状況でした。
3.処置
・破損している上カバーを交換します。(4)の画像のように前カバー・上カバーを外します。
・新品の上カバーに必要な部品を載せ換えて、(5)の画像のように上カバーを交換・取り付けます。
・新品なので、ボタン周りは画像(6)(7)のようにきれいになり、動作も正常になりました。
・画像(8)のようにシャッタースピード・露出精度を計測(必要であれば調整)し、各部の動作点検とファインダー内のゴミ・外観清掃をしました。
・画像(9)で完了です(ミラー・スクリーンも清掃しております)。
その他の修理事例
光線漏れ
Leica R6 の修理事例をご紹介します。
・画像(1) 年数の経過により劣化してモルトプレーン(遮光スポンジ・別名パルパス)がボロボロになっています。この状態で撮影すると光線漏れ(ネガに線が入ったり、プリントに大きな筋が入ったりします)を起こしてしまいます。
・画像(2)をご覧ください。 劣化したモルトプレーンを除去・清掃・張り替えたら、ホラ、この通りです。
シャッター作動不良
ニコン U の修理事例をご紹介します。
・画像シャッター幕破損 カメラを点検してみると、写真のようにシャッター幕に破損がありました。
・画像シャッター組交換分解 シャッター組部品での交換となりますので、写真の前板ユニットまで分解し、シャッター組を交換しました。
・画像シャッター組交換完成 シャッター幕の曲がり、隙間がないことを確認し、シャッタースピード
・露出精度などを作動点検して完了です。
ハンドグリップのべた付き・ひび割れ
MINOLTA α3-Xiパノラマの修理事例をご紹介します。
・画像(1)は修理依頼品です。製造から20年以上経つため、ハンドグリップのべた付き・ひび割れがあります。
・画像(2)は下カバー、前カバー、裏蓋、上カバーと順番に外し、吊り環を外して不良のハンドグリップを外した様子です(外から簡単に交換はできません)。
・画像(3)はべた付いた部分を清掃し、状態の良いジャンク品からハンドグリップを外して取り付けた状態です。
それから吊り環を、取り付け上カバー、前カバー、裏蓋、下カバーと取り付け、組み立て完了です。
・シャッタースピード、露出を試験機で調整します。
各部点検をして異常がなければファインダー清掃と外観清掃をして完成です。(画像(4))